新鮮

頑張らないために頑張る

共感するからこそ人は動く

 

最近、非常に参考になった考え方として「ゴールデンサークル理論」がある。

ゴールデンサークル理論は、マーケティングコンサルタントのサイモン・シネック氏が提唱した理論である。その内容はシネック氏の TED があまりに素晴らしいのでぜひ見てほしい。所要時間は17分程度である。

 


【WHYから始めよう】サイモン・シネック『優れたリーダーはどうやって行動を促すか』 イノベーション普及の法則

 

ひとことで言えば「Why からはじめよ」である。

Why からはじめることで共感を呼ぶ、共感するからこそ人が動く。人が動くからこそ世界が変わる。人を動かすためにはその内容が素晴らしいことはそうだが「言う順番」が非常に大事なのである。

 

具体的にみてみよう。まず普通のパソコンメーカーの宣伝だ。

順番 文言
What 我々は素晴らしいパソコンを作った
How 美しいデザインで誰でも簡単に使える
Why だから買って

 

「え、要らない」と思うのではないだろうか。

普通の宣伝では What から始める。最新鋭の CPU で従来比 ○○ % 高速に!世界最軽量でどこにでも持ち歩ける!などなど。これはこれで良いと思うのだが、いま正にパソコンを買いたい人にしか響かない。

 

しかし Apple は違う。

順番 文言
Why 我々のすることには全て世界を変えるという信念があります。Apple は違う考え方にこそ価値があると信じています(Think Different)
How 私たちが世界を変える手段は、美しくデザインされ、簡単に使え、親しみやすい製品です
What こうして素晴らしいコンピュータができあがりました

 

「え、欲しい。」と思うのではないだろうか。

僕は欲しいと思う前に、何か感動すら覚えてしまいウルウルしてしまう。冷静に考えてみると、どちらも新しいパソコンの宣伝なのだ。ただ言い方ひとつ、言う順番ひとつで全く違う印象を受ける。言葉とは、人間の感受性とは不思議なものだ。

 

ゴールデンサークル理論は宣伝だけではなく日常生活にも使える考え方だ。

順番 文言
What 説明資料作って
How いい感じの見栄えで
Why よろしく!

と、良くある業務指示だがまったくもってやる気にならない。

順番 文言
Why この商談は会社の行方を左右する
How だから、いい感じの見栄えで
What 説明資料作って

というと、俄然やる気になるのではないだろうか。

 

「Why からはじめよ」。これは至言である。