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頑張らないために頑張る

頑張らないために頑張る

 

先日のエントリでゴールデンサークル理論を紹介した。

 

www.hiizumix.net

 

なるほどと思い、実際に「Why からはじめよう」と考えてみるのだが、実は Why を定義するのはとても難しい。Why には、確固たる信念、高潔な信条、揺ぎない意思、凛とした覚悟、輝かしい生き様、そんな崇高な「想い」が吐露してくるからだ。

そういった崇高な「想い」があるからこそゴールデンサークルは機能し、感動や共感を生み人を動かすことができる。Apple が「私たちには世界を変えるという信念がある。違う考え方にこそ、その価値がある」と伝えたように、だ。

 

このブログの Why は?

翻ってこのブログの Why はなんだろうか。「働き方改革で暇になったので何となくはじめてみた」である。あまりにヒドイ。まったくもって感動も共感も呼ばない(笑)

そこには信念も信条も意思も覚悟も生き様も想いもなにもない。あなたは「そんなの読まされているのかよ!」と怒りすら覚えるのではないだろうか。まさにゴールデンサークルが悪い意味で発露したケースだ。この文章を書いている自分ですら「あんまりだ」と思っていたりする。ごめんなさい。

ここで終えるとクラックでもされそうなのでもう少し話しを進めよう。

 

Why を定義する方法

そんな難解な Why だが定義する方法が幾つかある。今日はそのひとつを試してみたいと思う。ネタ元は確か佐々木眞一氏の トヨタ公式 ダンドリの教科書 だっと記憶している。この書籍は主に新人さんをターゲットにした仕事術入門書なので、このエントリをここまで読まれた聡明な方には向かないかもしれない。

 

曰く「目的(Why)とは、誰をどういう状態にするか」である。

「誰」と「状態」が明確になってはじめて目的たりえるという考え方だ。この考え方が適切かといえば若干疑問の余地もあるが、目的と手段を混同していないかどうかを確認するときに役に立つ考え方である。たとえば「目的はブログを書くことだ」は妥当だろうか。これには「誰」と「状態」がないので目的ではなく手段である。

 

具体的に見たほうが分かりやすいだろう。

  • 「ブログを書く」ために、ブログを書く

トートロジーである。やはり背景には「誰」と「状態」がいるはずだ。

  • 「僕」が「お小遣いを稼ぐ」ために、ブログを書く
  • 「僕」が「承認要求をみたす」ために、ブログを書く
  • 「あなた」を「幸福にする」ために、ブログを書く
  • 「世界中の人々」を「笑顔で包む」ために、ブログを書く

 

少し脱線したので話を戻そう。

 

このブログの目的(Why)を分析してみる。引き合いに Apple も出そう。

- このブログ Apple
僕が 世界を
状態 暇をつぶす 違う考え方で変える

もはや何も言うまい。目的(Why)の再定義が必要だ。

 

Why を再定義する

  ブログをはじめてから見えてくることもある。

www.hiizumix.net

 

控えめに言って僕は社畜だった。毎日毎日、終電まで仕事をしていた。たまの休日も仕事に関する勉強をしていた。残業自慢をする気はないが、ただ仕事だけだった。働くこと自体は苦痛ではないけれども、フルコミットするとどんどん感情が薄れていく。好きなものはなんだったのか、何がしたかったのか、そんな些事は心の泥沼に捨てていた。まるでドラッグだ。仕事中毒とはよく言ったものである。

働き方改革で時間ができたいま、いままでの生活を振り返ると、やはりアレは人間の生活ではない。まだまだリハビリ中の身で恐縮だが、世界は灰色ではなく様々な色があるのだと思えてきたところだ。

 

「誰に」なんて大げさなことは言えない。ペルソナを定義するとかもできない。ただ社畜時代の僕自身に伝えたいことは色々ある。世界には色があると。それに気づくためには、頑張らないために頑張れと。

 

きっとそれは僕以外の方にも多少の価値がある話かもしれない。

 

Why をリライトしよう。

- このブログ
社畜時代の僕に、同じ境遇の方に
状態 頑張らないために頑張れと伝える

どうだろう。ちょっとはマシになっただろうか(笑)

 

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